病院で発達障害の治療もしてもらえるのでしょうか?
治療で発達障害は治せませんが、様々な支援をおこなっております。
発達障害は生まれながらの脳の働きの違いですので、治療で治すことはできず、対症療法にとどまります。しかし、家族やまわりの人が、子どもの特性について理解することで行動の意味が分かれば、適切な対応ができるので、対症療法以上の意味があるといわれているようです。
==発達障害の記事★ご紹介
・育児休暇ってどうやって取るの?
⇒会社の健康保険に加入しているのが条件となっています。
(育児休暇と産休)
・子守唄の効果ってなに?
⇒歌詞を覚えやすく、語彙が豊かになります。
(子守唄と脳の活性化)
最後に・・
病院での診断はスタートラインと考え、まずは、お母さん、お父さんと病院の先生などが、その子についての特性や育ってきた経過(ストーリー)を共有することが大切だと思います。
Blog抜粋→発達障害と依存症の関係!?・・
学習障害(LD)の子どもはどうして勉強ができないの?
視覚、聴覚、空間認識などに障害があるため、支障が出てきます。
LDの子どもの特徴として、「会話はできるのに、読み書きが出来ない」、「指先の使い方が不器用」、「加減乗除の概念が分からないため計算ができない」等がありますが、これらの原因は視覚、聴覚、空間認識に障害があるために出てくる問題だと言われているようです。
==発達障害の記事★ご紹介
・乳児の発達の目安となる指標はあるの?
⇒絶対的なものではなく、ほとんど乳児の成長には早い遅いの程度があります。
(乳児の発達)
・育児ストレスの原因っていろいろ?
⇒夫とのコミュニケーションが図れないとさらに事態は悪化してしまうことも。
(育児とストレス)
最後に・・
LD(学習障害)の問題は、単なる視覚や聴覚の問題だけでなく、それらの情報をもとに対象を捉える能力に問題があるのではないかとも言われています。対策としては、ひらがなを覚えるために粘土で立体的に字をつくったり、小さな課題を少しずつクリアしていくような工夫が必要なようですね。
Blog抜粋→ASの難点はコミュニケーション障害!?・・
LD(学習障害)の子どもは宿題をやらない?
努力不足ではなく、出来ない要素が含まれているのだと思います。
LDの子どもは知的には遅れていないのに読み書きや、計算、話す、聞くといった能力のどれかに困難があります。それらが出来ないと宿題をやってもどこかに躓きが出てきて、本人にとっては難しい課題になってしまうようです。宿題ができない場合は、どこでどう躓いているのか考えていくことが大切ですね。
==発達障害の記事★ご紹介
・どうして特別支援教室は増えているの?
⇒発達障害と呼ばれる児童が全国で15%に増えているのが背景といわれています。
(児童の発達障害)
・乳児の目の動きが少しおかしな時が?
⇒生まれたての乳児は、軽い外斜視であることが多く自然に治ることが多いです。
(乳幼児と目の発達)
最後に・・
LDの子どもを持つ親御さんが少なくとも知っておかないといけないのは、単に努力が足りないのだとか、怠けているのではなく、学びの工夫が必要だということです。ですので「もっと勉強しなさい」、「どうして出来ないの」などといった言葉で責めないように気を付けましょう。
Blog抜粋→協調できない?アスペルガー症候群・・
子供が9歳くらいになったころから反抗的になり困っています・・
まずは感情的にならず、冷静に対応するように努めましょう。
10歳前後と言えばADHDの子供の対応に一番苦労する時期かもしれません。子供の反抗的な態度にお母さんは追い詰められ、お父さんにに助けを求めるも力でねじ伏せてしまうと、かえってお母さんにきつくあたるようになります。ただし、これは小学校3,4年生になってからADHDで受診した子供に多く、もっと早くから継続的に病院などで相談を受けている子供は比較的、反抗的、挑戦的なケースは少ないようです。
==発達障害の記事★ご紹介
・なぜ乳児の時期が脳の発達に重要なの?
⇒脳細胞のネットワークが発達するのが0歳~3歳と言われています。
(乳児と脳の発達)
・乳幼児のほったらかしが発達に影響する?
⇒乳幼児期に集団で生活できるよう訓練しておくのが良いと言われています。
(乳幼児と発達障害)
最後に・・
ADHDの子供が反抗的な時期を迎えた場合、同じように感情的にならないことが重要です。力ずくで従わせようとするとますますひどくなり悪循環に陥ることが多くあります。また、褒め上手になることも大切なようです。それでも上手く行かない時は、薬の服用も効果があるといわれていますが、子供に服用を無理強いするのはよくありません。
Blog抜粋→過集中?アスペルガー症候群の特徴って・・
どうしてADHDになるのでしょうか?
遺伝子、脳の形や働きが原因の一つと考えられています。
ADHAのなりやすさには、ドーパミンのやりとりに関するたんぱく質を規定する遺伝子により決まっていることが、研究により分かってきているようです。また遺伝的な要因に加えて、妊娠中の母親の喫煙により生まれてくる子供がADHDになる確立が高くなるというデータもあります。
==発達障害の記事★ご紹介
・flashカードにはどんな効果があるの?
⇒子供の右脳を刺激して、記憶力、集中力を高める効果があるとされています。
(0歳児とflashカード)
・幼児期によく動く子供は多動性障害ってホント?
⇒様々な症例があるため、見極めることは非常に難しいと言われています。
(幼児期と多動性障害)
最後に・・
最近のADHDの研究では、脳の細かな形態を調べたり、神経の束に変性がないかを調べる技術が進歩してきました。また、脳の働きに関する調査の結果、前頭前野や前部帯状回、脳梁、線条体、小脳などの容積が小さかったり、活動性が低かったなどの原因も報告されているようです。
Blog抜粋→軽度発達障害の特徴って?・・
多動や注意散漫になる原因って何ですか?
それらをコントロールする脳の領域の働きが低いからと言われています。
そもそも、幼い子供は欲しい物があれば泣いてねだり、好きな物があると走って行きますが、大きくなるにつれて徐々にブレーキがかかるようになります。ただADHDの子供はこれらのコントロールを司る脳の領域が低い為に、湧き上がる衝動や好奇心を抑えることが出来ないと言われているようです。
==発達障害の記事★ご紹介
・1歳半で言葉が全く話せないのは自閉症?
⇒1歳半健診で、言葉が出なくても自閉症と決まったわけではありません。
(自閉症と言葉の遅れ)
・2歳になって急に人見知り。どうして?
⇒2歳児は、自我が形成される発達過程のため、自己主張が激しくなるようです。
(人見知りと2歳児)
最後に・・
ADHDの子供もみんなその子なりに精一杯頑張っているのですが、コントロールが難しく悩んでいいます。その原因が脳の行動のコントロールを司る実行機能と、待つことを司る報酬系と呼ばれる機能が低い為で、決して本人のわがままではないということを、周りの大人は理解してあげる必要がありますね。
Blog抜粋→発達障害と依存症の関係?・・
発達障害における多動性ってどの程度のものを言うのでしょうか?
同年代の発達水準と比べて極端に多動や衝動的な行動が多いという意味です。
子どもは多かれ少なかれ、みんな気が散りやすい傾向があり、待つことも苦手、興味が惹かれるものを見つけると衝動的に走っていってしまうものです。それが同年代の発達水準の子どもと比べて多動であるかということを判断しているようです。
==発達障害の記事★ご紹介
・2赤ちゃんが歩き始める時期は?
⇒1歳半ほどで歩き出す赤ちゃんが多いようです。
(赤ちゃんと発達)
・あまり笑わない乳児は、自閉症の疑い?
⇒近年、自閉症でもさまざまな症例があることから広範囲で捉えるようです。
(乳児と自閉症)
最後に・・
ADHDの子どもは好奇心が旺盛ですので、幼稚園や保育園に入るとその行動が目立つようになります。時には相手に怪我を負わせてしまうこともあるので、目が離せません。ただ、中学生になればADHDの多動性や衝動性はいくぶん軽減することも多いそうです。それまでに親や周りのサポートで二次的な被害が出ないようにすることが重要ですね。
Blog抜粋→気分障害って躁うつ病の一種?・・